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さぁ、行こう!優風と共に。幼き頃から憧れた外の世界へ。未知の世界へ。夢と希望で心を膨らませて…
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ずっと思い描いていたもの
ずっと思い描いていた夢
兄さんには出来ても、きっと私には無理だろうなって

はしゃぐ子供達
それを叱りながら追いかける私
そんな光景を、「また始まった。」と
呆れ顔で見ている…最愛の人

きっと笑われるだろうと思って
誰にも話さなかったささやかな夢……


「・・・その子供達の父親がナフルだと嬉しいな」
いつもの何気ない家族の話をしていた時の私の言葉に、ナフルが微笑んだ。
「そうだな、自分が父親なら……奥さんはリアがいいなぁ。いいお母さんになりそうだしさ」
「……え?」
持っていた皿を思わず落としそうになる。
彼がゆっくりと傍に来てそっと頭を撫でる
「…リアのこと、お嫁さんにしたい、な。」
一瞬、心臓が止まったかと思った。
聞き間違いかとも…
「それって…あの…そのままの意味で?」
ゆっくりと微笑んで頷く彼…
「自分の本心、だよ。この先ずっと、リアと一緒に居られたら…
楽しくって暖かい家で、隣で眠れたら…どんなに幸せだろうって、ずっと考えてた」
いつものおどけた彼はなく、そこにあったのは真剣な顔の彼…
うそ偽りのない、真っ直ぐな瞳がそこにあって
あぁ、この人は心の広い人なんだと、その時改めて感じて
私と同じことを思っていてくれたんだと、嬉しくて涙があふれてきた。
「嬉しい…私も同じこと…思ってたから」
あぁ、駄目だな…ずっと笑顔でいるって決めたのに。
最近は、昔に戻ったみたいに泣き虫だ…
「泣かないで…大好きだよ。私が幸せにするから」
そういって優しく抱きしめられると…もうブレーキは利かなくなった。
「まったく、ほんとうにリアは…」
少し呆れて、でも優しく微笑んで彼は私の額にキスをした


夏の夕暮れ
セミが賑やかに鳴く
一緒に手を繋ぎ
どんな苦難も乗り越えてみせる
だから、神様・・・
この幸せが、長く長く永遠に…続きますように

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リアノン=ゲイル
性別:
非公開
自己紹介:
ここはネットゲームTW3『エンドブレイカー!』に住んでいるリアノン=ゲイルの部屋です。
『エンドブレイカー!』をご存じない方はご遠慮ください。
なお、ここで使われているイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『エンドブレイカー!』の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は『リアノン』に、著作権は各絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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